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2014-11-11

シリコンバレー出張2 エンジェルとアクセラレーター 

前回に引き続きシリコンバレー出張の件です。

シリコンバレーではスタートアップは引き続き増えていますが、ネット関連のスタートアップの中心地がシリコンバレーからサンフランシスコに移行しつつあります。

シリコンバレーからサンフランシスコは約70kmくらいなので、車で1時間弱で行ける場所です。シリコンバレーが非常に環境のよい郊外であるのに対し、サンフランシスコは大都会ですので、物価も高いです。賃料も高いので、当然、生活費も高くなります。だからサラリーも高くなります。

それを支えているのが、アクセラレーター、エンジェル、VCです。 現在の起業家と投資マネーの需給バランスは供給過多で、エンジェル投資家やアクセラレーターは、お金以外の提供メリットを起業家に訴えないと投資を受けてもらえない感じです。

ベンチャー投資バブルとの見方が強いですが、エンジェル投資は、企業や投資会社と異なり、景気に左右されにくい投資姿勢ですので、バブルは簡単にははじけないという見方もあるようとのことでした。

またこのエリアでは、優秀な人材はGoogleに行くより起業を選ぶ、という雰囲気が出来上がっているとのことです。

Y combinatorを先頭とする組織的アクセラレーターも引き続き活動が盛んです。Plug and Playというアクセラレーターに行きました。

ここは現在、350のスタートアップが施設に入っています。一部のスタートアップに出資もしています。入居には一応審査があるのですが、場所だけ借りるのもOK。過去、PaypalやDropbox等々を輩出しています。

一方パートナー企業としても、世界的企業が参加していて、パナソニック、富士通、KDDI、日立などなど、多数の日本の大企業もパートナーになっています。(パートナーになるにはお金を払う必要があります)。日本語が堪能な方がいるのも一役買っているのではないかと思います。

その他、多数のVCとのリレーションやアドバイザーも充実、スタートアップのための必要なハード・ソフト面を準備しています。よいスタートアップの卒業、おもしろいスタートアップの参加 → それらに対して興味のある大企業やVCの参加 → 大企業やVCとのリレーションに惹かれてまた新たなスタートアップが参加、という循環ができているように感じます。

ちなみに、米国に進出したい日本のベンチャーも、こちらの場所を借りるというのもアリだと思います。場所を借りるのは月700ドルから、ということでしたが、いきなりオフィスを借りるより、場所を含むインフラを利用させてもらいながら進めるというのもリーズナブルなような気がします。

一方、これらの環境は非常に素晴らしいですし、スタートアップの増加を後押ししていることは間違いないですが、至れり尽くせりが当たり前と思ってしまうと、いつまでも卒業できない脆弱な起業家になってしまう危険がありますので、起業家側はこのような環境を当たり前とせずに、自立心旺盛・骨太でいてほしいですね。

次回はシリコンバレーで活躍する日本人です

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