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2012-03-05

経営者共通の認識

以前、数名のベンチャー経営者の方々に、「経営者として一番大変だったことは何ですか?」というインタビューをしたことがあります。皆さま、様々な苦労をされましたが、今は全社、立派な会社になりました。また、既に大手企業に高条件で買収されました。

この質問に、皆さんが共通しておっしゃっていたのが、「人」に関することでした。

売上や資金のことよりも、「人」に関することで、いろいろと苦労したとのことです。

(もちろん、起業して少額でも売上があがるという、ファーストステージをクリアしてからの話だと思います。)

スタートアップ時のメンバーと、ある程度企業が成長した時に入ってきたメンバーの意識の違い、起業当初の経営陣が時間が経つにつれ意識にズレが生じ、まとまりきれなくなったこと・・・。

企業はブレイクダウンしてゆくと、大企業でもベンチャーでも「人」に行き着きます。

全ての始まりは起業家の「頭の中」からスタートし、メンバーのディスカッションの中からアイデアが生まれ、製品化・サービス化がなされ、営業も顧客満足も資金調達も人が成し得ることです。

よって、そこに集まる人の「やる気度合い」の質と高さが企業の成否を決めるように思います。

正直、言葉で表現できる差別化要因より、言葉で表現しにくい「人材の意識の高さ」の方が、大きな差別化要因になると思います。

スタートアップ時と生業が立ってからでは、入社してくる人材のタイプも変わってくると思います。

企業ステージが進むにつれ、取締役が会社の方向性に共鳴できなくなったりすることがあります。

長い時間軸の中で、様々なメンバーを一つにまとめ、高い意識を継続させること。これは確かに簡単なことではないと思います。

しかし、インタビューに答えてくださった経営者の会社は、全社いい会社になりました。

諸々の苦労の中から試行錯誤を繰り返して、実行してきたからだと思います。

1点、人材の高い意識の継続を実現するには、ブレない企業思想が必要になると思います。理念でもビジョンでも、ここでは何でもよいのですが、会社の根底にある思想が拠り所となり、そこに共鳴する人が企業価値を高めてゆくのだと思います。

日々忙殺される中でも、この思想を考え、磨き上げることはずっと継続したいものです。

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