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2012-02-02

MBOの件数

2011年は上場会社のMBO件数が21件と非常に多かったですね。

ちなみに、2009年は15件、2010年は13件。

 

これらの多くが、長期的に事業戦略を見直そうとするものだと思います。

上場してすぐにMBOというのはとんでもないことですが、多くのMBO企業は上場して10年以上経っていたと思います。

 

事業戦略や事業ポートフォリオを見直すとなると、先行投資などが発生し、減益になることはもちろん、赤字になることも十分あります。上場を維持したままだと、このようなことが許されないので、一旦非上場化して、じっくりと事業戦略を転換してゆきたい、ということだと思います。

 

時代背景とすれば、インターネットの普及、テクノロジーの進化、国内不景気の長期化および消費の減衰、アジア市場の成長など、企業を取り巻く外部要因も大きく変わり、それに合わせて大きく舵をきらなければ、衰退の一途をたどりかねない企業も多いのだと思います。

 

本来であれば、上場を維持したままで、このような長期的な戦略転換ができればよいのでしょうが、それを良しとする株主が少ないのも現状だと思います。経営陣と一般の株主では、情報格差があまりにも多きいので、株主の理解を得ると言うのも現実難しいと思います。

 

それでもMBOできるのは、借入の少ない財務体質のよい会社です。MBOは通常、借入資金で株式を借り入れ、会社の営業キャッシュフローから借入を返済してゆきます。財務体質の悪い会社は、借入ができず、MBOできない上場会社もあるものと思います。

 

今年もまだ、上場会社のMBOは続きそうな環境です。

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