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2014-10-31

事業をつくるということは投資するということ

ベンチャーキャピタルはベンチャー企業の成長可能性を判断して投資を決めますが、事業を進めるのも全く同じ投資です。

事業を進めるのに最も重要なのは人材。人材が企画、開発、マーケ、セールス、管理など、事業を進める役割を果たします。 ベンチャー企業のコストを見ると、材料仕入れなどを除いた総コストにしめる人件費の割合は約50%。開発外注費等も人的コストと考えて人件費+外注費で考えると約80%を占めます。 人材採用前に給与額を決めますが、その人がどれくらい能力を発揮してくれるかどうか、判らない中で決めるので完全な投資です。労働法の縛りがあるので、入社後は簡単に給与の減額はできません。純粋に会社からすると社長の月々の報酬も投資です。未上場の会社では、会社オーナーと社長が一緒の場合が多いので、そういういう感じはしないのですが、同じです。。

あと賃料も、単にワーキングスペースを借りる、というだけでなく、トイレは男女別々とか、駅からの距離とか、いろいろと考えて決めます。これも限られた賃料予算の中で、最も働きやすい物件を判断するということで、投資になります。

このように考えると、事業をつくるというのは全て投資になるわけです。投資ですから、よく見極める必要があります。当然、投資に失敗することもあるのですが、安易に考えず1件1件自分たちで一生懸命考えて投資することがとても重要です。それを積み重ねると徐々に投資センスが磨かれてよい判断ができるようになります。

あと、ベンチャー投資と同じように、投資した後が肝心で、投資リターンを上げるためには、1)しっかりと方針を固め、無駄な方向に使わないように努めること、2)人材が最も力を発揮できるように、しっかりとケアをしなければいけないということ、ですね。

しっかりとした方針を考えてから人材に指示しないと、会社として成果を生み出せず毎月の給与額=投資資金は無駄使いになってしまいます。あと、ケアも大切で、その根幹はコミュニケーションと人材が自由に意見できる雰囲気造り。これらによって、投資の何倍ものリターンを得ることができると思います。

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