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2014-10-30

起業を考えている方へ

世の中、起業に興味のある人、起業という選択肢を考えている人は結構いると思います。しかし、実際に起業するとなると、思いとどまる人も多いと思います。その最大の理由は、「果たしてうまくいくのかどうか?」です。

20代であれば、起業して上手くゆかなくても、会社勤めに戻ることはさほど難しくありません。でも、30代の後半以降は、「もしうまくいかなかったら、現職以上の会社に勤めるのも難しく、生活が維持できなくなるのではないか?」という心配が心を覆い、起業に踏み出すのを制止するのではないかと思います。

しかし、誰でも人生が1回きりで後々後悔したくないし、やってみたい気持ちもあるので、やはり起業という選択肢は引き続き有力候補として残っている、そんな状況の人が多いと思います。

起業して事業の立ち上がりがうまくいきやすいのはどういう人かというと、ニーズがわかっている人です。自分の日頃の仕事や日常生活の中で、改善の余地があるところ、皆が困っているところ、矛盾しているところ、などがわかっていること。また、今の仕事で日頃接する顧客やユーザーに対して、もっとこのようにしてあげたら喜ばれるのにな、というものを感じている人、は有望だと思います。

そして、それを解決するプロダクト内容(サービスも製品も、ここではプロダクトと表現します)を考え、いくらくらいの価格でどれくらいの数が売れて、を考えてみて、結構売上が大きくなるぞ、と思ったら、さらに有望です。

ある起業家は会社勤めをしながら、自分でプロダクトをつくり、それをネットに放ってユーザーの反応を見て、改良してまたネットに放つ、ということを繰り返してプロダクトを洗練させました。しばらくして、ユーザーの強い反応を感じ取るようになって初めて起業してうまく事業を立ち上げました。このようなやり方もありますね。

成功している起業家の中で、最初から自信満々の人などいません。どんなに優秀と言われている人でも、最初は不安なものです。あるいは、あまり深く考えていないw。自分は何のために生まれてきたのか、ということを自問自答して起業する方もいます。

起業して成功する人は、何か特殊能力を持っている人だと思われていますが、特殊能力など関係ありません。メディアで取り上げられている起業家の記事やインタビューを見ると、その人の存在が大きく見え、すごいなー、とか、自分とは違うなー、と思いますが、こうした起業家も、実際の経営実務においては失敗も多いし、うまくいっていないこともたくさんあります。この辺りは一流のプロスポーツ選手とは違って、先天的な才能は必要ないと思います。だから多くの人にチャンスがあると思います。

最も大切なのは、顧客やユーザーに喜んでもらうためにプロダクトを磨くこと。顧客やユーザーのためにトコトン一生懸命になれる人こそが成功する人です。ビジネスプランや資金調達、その他教科書に出ていることは、根幹ではなく事業を補助するもの。事業を煎じ詰めれば、顧客とユーザーに支持されるかどうかで、ここを外さなければ何とかなります。

そして起業して会社を運営してゆく中で、いろいろとつまずき、反省し、そして楽しみながら積み重ねてゆくと、経営者として一回り・二回り大きくなっていって、気が付くと立派な経営者に成長しているのだと思います。最初から立派な経営者などいませんからね。

ひとつ言えることは、起業は怖いものではなく、チャレンジしがいのあることです。会社勤めと違ってリアルに真剣勝負になるので、自分をさらに成長させる場所でもあります。昔は借金が多くて破産したという経営者がいましたが、今は借金しなくても事業を立ち上げることは可能です。

人それぞれの人生ですし、起業を無責任に勧めるつもりは全くありません。ただ、うまくいってもいかなくても、寝食を忘れて没頭できる仕事であることは間違いないと思います。

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