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2014-10-27

ファーストリテイリングを参考にする

もうかなり大きな会社ですので、ベンチャーでは参考にならないかな、と思ったのですが、よく見てみると参考になることも多かったので、記載したいと思います。

まずは業績の推移から。こちらは同社のホームページからかなり古い時代のデータを見ることが出来ます(小さくなってすみません。)

ユニクロ業績推移

1990年はまだ売上高51億円台、経常利益が1億円だったのですね。それが今や売上高1兆円企業とは、すごいですね。

今や海外での売上が1/3あります。最初に海外に出店したのはロンドンの2000年。今は多数の国々に600店舗以上出店しています。もう完全にグローバル企業ですね。

あと子会社で別ブランドの店舗も経営していますが、GUも売上高が1,000億円になるとのことで、海外展開、横展開も進んでいます。

1994年8月現在の直営店舗数が111店舗でしたが、2014年8月現在では、国内直営831店舗、海外で633店舗、その他、GUなど子会社の店舗も合わせると1,485店舗となっています。

さて、参考になったことをざっと記載しておきます。

会社のミッションは、「服を変え、常識を変え、世界を変えてゆく」。 これは会社の目的と考えていいでしょう。わかりやすく表現されていますね。これなら、社内外に共有・浸透しやすいです。やはり優良な企業は会社の目的を明らかにして、かつわかりやすく表現しています。それ故に戦略も明確になるのだと思います。ベンチャーの場合でも、これが求心力となるわけですね。

同社では昔、自社の服を「ノンエイジ」、「ノンセックス」のカジュアルウェアと言っていましたが、現在はLifeWareという概念で表現しています。高品質でファッション性があり、着心地の良いベーシックな普段着であり、日常を最も快適に過ごせる服。新しい概念の服ですね。これが、ヒートテックやウルトラライトダウンを始めとした新しいラインナップで、これらは顧客が気づいていない需要を満たしたもの。顧客の「これはいい!!」を引き出して大ヒットしているのだと思います。

顧客にニーズを聞くのではなく、顧客の気づいていない潜在的な需要を突けていることが素晴らしいですね。柳井代表は、「なぜ買わないのかを考える」と言っています。これはベンチャーにとっても是非とも参考にしたいところです。「満足」の先の「驚き」や「感動」を作り出すことがプロダクトで必須になってくるということです。言うは易しですが。

あと、柳井代表はドラッカーを参考にしています。1996年8月期の有価証券報告書に「『顧客の創造』の経営に徹してまいりました」という記載がありますが、「顧客の創造」はドラッカーの言葉を引用しているものです。その後も対談などでドラッカーのことに言及していますし、ホームページにも「ドラッカーは『経営とはイノベーションとマーケティングである』といっています」とドラッカーの言葉を引用しています。つまり、とても基本に忠実に経営しているということだと思います。日々忙殺される中で、グローバルだ、M&Aだ、とやっていると、ついつい基本を忘れそうになりますが、基本がとても大切であることを教えてくれます。

あと、1兆円企業になっても成長が鈍化しないスピード感。素晴らしいですね。

まだまだ参考になることはたくさんありますが、本日はここまでにします。

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