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2013-02-14

できる人とそうでない人の差

よく、「あいつはできるヤツだ」と言うことがあります。多くの人は、「できるヤツ」になれることを望んでいると思います。ではどうしたら「できるヤツ」になれるのでしょうか?そもそもできる人とそうでない人の差は何でしょうか?

私はこれまで多数の経営者(起業家)と一緒に仕事をしてきました。現在関わっている経営者は全員ビジネス的身体能力が高い方です。前職のVC時代に担当していた会社の経営者もほとんどの方が素晴らしいビジネスマンです。ベンチャー起業家の場合、未開の需要を切り開くので、事業立ち上げの難易度がそれぞれ違い、例えうまく事業が立ち上がらなかったり業績がよくなかったりしても、経営者個人としてのビジネス能力が非常に高いことには変わりありません。(ビジネス能力以外に、経営能力が備わるかどうかは別です。)

何故起業家は「できるビジネスマン」なのでしょうか?

それは、志が高く、好きなことをやっていて、かつ経営判断を日々行っているからです。とにかく無意識のうちに超真剣に取り組んでいます。

私が思うに、ビジネス能力と学力は無関係です。また、普通の人が「あの人はすごい」と言われるくらいの能力を潜在的には備えていると思います。どんな人でも実務面の能力に大きな差はない、というのが私の考えです。できる人とそうでない人の差とは、1)志があるかどうか? 2)自分の好きな仕事に従事しているかどうか? 3)仕事に対する責任感、すなわちプロ意識 の差でしかないと思います。つまり、できる人とそうでない人の差は、仕事に取り組む意識の差だと思います。繰り返します。志、好きなこと、意識。

意識とは毎日するものです。もしかしたら寝ている時も意識しているかもしれません。1日意識するだけでは何も変わりません。日々の意識が思考を育み、思考が行動になり、行動が成果につながる。すぐに成果にたどりつかないかもしれません。でも半年、1年、2年と継続すると、無意識のうちに意識が変わり、思考と行動が変わります。ニュースやブログの読み方・感じ方も変わってきます。よって、1つのことから得る収穫量も変わります。毎日の刹那刹那の違い、その積み重ねができる人とそうでない人を分けると思います。「できるヤツ」はその積み重ねを無意識でやっていると思います。

私が付き合いのある起業家には、「自社事業を普及させて世の中に貢献したい」、「事業を通して日本を再生させたい」などなど、大きな志や使命感があります。もちろん、高い報酬や自社の株式価値を高めたいという気持ちもありますが、金銭的メリットが第一義ではなく、人の役に立ちたい、何かを変えたい、という思いが第一にあります。世の中には金銭や名誉が第一義の人もいますが、そういう人には優秀な社員がついてこないので、結局長期的に企業を成長させることはできません。大きな志を真剣に遂げようとするならば、どうしたら自社製品を買ってもらえるか?どうしたらいい人材に入ってもらえるか、人材が能力を発揮できるか?どうやったら社外の人を巻き込めるか?これらを常に考えています。また、日々難しい判断を行っています。また、的確な判断ができるようになるにはどうしたらよいか?など、真剣に考えています。自然、人や書籍から学ぶ姿勢も旺盛になります。

大きい会社に勤めている人は、毎月それなりの給料を安定的にもらえるので、意識が弱くなりやすいと思います。しかし、そうしているうちに入社する時には優秀だった人が10年経つとタダの人になっていることはよくあります。自然界で食うか食われるかの中で生きている天然魚と、毎日エサを与えられて外敵から守られて育つ養殖魚では肉の締まり具合が違うのと似ています。

また、自分の意識を変えても、たとえ志を持っても、それを実現することが難しい人が多いと思います。自分で会社の戦略は決められないし、人がつくった方針に従わなければなりません。上司を選べるわけでもありません。やりたいことができる環境にないかもしれません。権限も限られているから会社を変えることもできない。でも、毎月それなりに給料をもらっているし、今辞めても他に宛てがないので会社にいる。このような人も多いと思います。このような環境で、会社が変わるのを待っていたり、矛盾と妥協の中で自分を殺して仕事したりするのは不遇ですし、世の中にとってもったいないことです。もしこのような環境にあって問題意識を持っているのであれば、まずは自分のやりたいことを決め、それをする実現するためにどのようなスキルセットを磨くか、どのような準備をしたらよいかを考えてみるといいと思います。その時の注意ポイントは、お客さんが喜ぶことと自分のやりたいことを、すり合わせることです。どちらか一方ではダメで両立させるにはどうしたらよいか?です(よく志はよくてもうまくいかない人は、このすり合わせがうまくできていない人です。)。そして、現在の環境で実現できないのであれば、転職するか自ら事業を興すことを考えるべきです。会社やマネジメントの陰口をたたいていても何も変わりません。見切りをつけるべきです。拙速な退職を進めるつもりは全くありません。でも、日本はデフレだ不況だといってもたくさんビジネスチャンスはありますし、事業で成功する機会や会社を大きくすることは十分できる環境です。年齢は関係ありません。できない理由をたくさん並べていても何も変わらないですね。「そうはいっても・・・」ではなく、「やるためにはどうしたらよいか・・・」です。

仕方なく会社にいる人は、自分をもっと世の中に生かすことを考えるべきだと思います。

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