toggle
2012-12-25

2008年に上場した会社 上場後も成長を遂げるデジタルハーツ

2008年2月東証マザーズ上場 2011年2月東証1部へ市場変更

同社はソフトウェアの不具合を検出・除去するサービス「デバッグサービス」を行う会社です。主に家庭用ゲーム機、モバイル、パチスロ等遊具のデバッグサービスが多いです。類似会社としては、ポールトゥウイン・ピットクルーホールディングス社(東証マザーズ)があります。

業績推移は以下の通りです。金額:百万円

2008.3

2009.3

2010.3

2011.3

2012.3

2013.3予

売上

2,372

3,378

3,416

3,957

5,386

6,922

経常

319

643

526

495

806

1,092

人員

 105(488)

 135(692)

 153(709)

 151(883)

 176(1,270)

        NA

※人員数の( )内の数値はアルバイト・派遣等の人数。

現在、様々なハードウェアには様々なソフトウェアが入っています。このソフトウェアのプログラムにはバグと呼ばれる不具合があります。これは、どんなに精緻にソフトウェアを開発してもどうしても不具合が出てしまいます。この不具合を検出して除去するのが同社のサービスです。一般的にソフトウェアを開発する会社でもデバッグは自ら行いますが、この作業はかなり地味です。しかし、ソフトウェアに不具合がある場合、時としてとんでもない事故になったり、当然、クレームの対象になったりするので、デバッグをきちんとやらなければなりません。今やソフトウェアの品質=製品の品質です。しかし、開発会社の人は設計や開発そのものに専念したいですし、疎かにできないデバッグについては専門家に委託したいところです。このようなニーズを満たしているのが同社です。この需要はまだまだ潜在的にはあると思います。

この事業は労働集約的な事業であり、業績を伸ばそうとするとそれに比例してデバッグする人材の増加が必要になります。この事業の難しさは、人材を確保・組織・教育するところにあると思います。上記人員数を見ると正社員数はそれほど増えていませんが、( )内のアルバイト・派遣等の人数が増加しています。作業の多くはアルバイトや派遣の人材で行っているであろうことがわかります。でも、アルバイトや派遣の人材をしっかりと教育・監督し、作業が疎かにならないように管理しなければなりません。特に作業者は顧客の会社で作業することも多いと思いますので、誰でもよいというわけにはいかないと思います。同社ではデバッグノウハウはもちろん、人材教育・管理の手法が確立されているように思い、ここが同社の強みではないかと思います。潜在需要はまだあると思いますので、同社の国内売り上げは、人材の確保・教育にかかっているものと思います。

これまでは国内の需要の拡大で成長してきましたが、中長期的成長のため既に韓国、アメリカ、タイに子会社を設立し海外進出を進めています。海外売上高はまだ小さいと思いますが、海外進出により、同社が掲げる「メイドインジャパンからチェックドバイジャパン」が実現するものと思います。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。