toggle
2012-12-21

2008年に上場した会社 上場後に次の成長軸をつくったサニーサイドアップ

2008年に上場した会社のうち、上場後少し苦労したけれどその後新たな事業をつくり、次の成長を実現しようとしている会社サニーサイドアップ社をみてみましょう。

2008年3月 大証ヘラクレス上場

PR事業(プロモーション、ブランドイメージ造り)、スポーツ事業(選手マネジメント、スポーツプロモーション)、SP(セールスプロモーション)、レストラン「bills」の運営およびライセンス事業。

上場後の業績推移 金額:百万円 2013.6期は公表予想値

2008.6

2009.6

2010.6

2011.6

2012.6

2013.6(予)

売上

6,791

5,889

6,031

7,744

10,374

10,804

経常

300

66

△191

204

345

258

2009.6期はリーマンショック後の景気後退の影響を受けやすいPR・SP事業が減少し、一方、人員を90名→108名と増員させたことにより販売管理費が965百万円→1,057百万円と増加し、利益を圧迫した形になっています。セールスプロモーション系の事業は、景気が良い時には人手が足りず人員を増強しますが、景気が悪くなると、すぐに受注が落ちやすく、増強した人件費等コストが仇となりやすい事業です。2010.6期は引き続き売上高は軟調ですが、前期に引き続き人員が108名→166名となり、販売管理費が1,057百万円→1,259百万円と増加したことが赤字の要因です。上場後の成長を見込み、いろいろとコストをかけたのだと思います。同社では同期、家賃の見直しをはじめとしたコスト削減を開始しました。

しかし2011.6期から2012.6期にかけて売上高が大きく増加しています。上場後、2008年11月に(株)フライパン社を合弁設立しレストラン事業を開始、2011年1月にWIST INTERNATIONAL LIMITEDを子会社化し、アジア向けの販促品の生産拠点を確保等、複数の子会社をつくり、新事業をスタートしました。その効果が2012年6月期に顕れたのだと思います。ちなみに(株)フライパンは売上高15億円、WIST INTERは同30億円となっています。

2011年8月に「創造型PR商社への事業構造転換」という中期計画を発表。上場後に開始したレストランという新事業、2010年に子会社化したWIST事業が奏功してきて次の成長期を迎えてきているようです。上場後は業績的に少し苦労されたようですが、上場後に次の成長事業作れていて、その効果が出てきていることは素晴らしいと思います。利益水準は3億円内外ですので、先行投資をすると売上が伸びても利益が減る状況ではあると思いますが、引き続きがんばってほしいと思います。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。