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2012-10-26

パピレスとイーブックイニシアティブジャパンのまとめ

本日、<JQ>パピレスがストップ高 「キンドル」へ電子書籍提供

と出ていましたので、電子書籍販売を行うパピレスとイーブックイニシアティブジャパンをまとめておきます。

パピレス
富士通の社外ベンチャー制度としてスタートした会社。平成7年創業。
平成22年6月にジャスダック上場。
                           (金額:百万円)
        H20.3   H21.3   H22.3   H23.3   H24.3
売上高    3,458   3,388    3,753   4,034   4,756
経常利益    409    290     396    317     361
期末掲載タイトル数131,240。コミック32%、小説・ノンフィクション34%、写真集20%。
売上はコミック81%、小説・ノンフィクション16%。

イーブックイニシアティブ
平成12年創業、小学館出身の創業者による会社。
平成23年10月に東証マザーズ上場
                           (金額:百万円)
        H20.1   H21.1   H22.1   H23.1   H24.1
売上高     643     857    982    1,193   2,176
経常利益   △75      15       21       95     295
期末掲載タイトル数約56,000。うちコミックが約48,000。

両者ともH22-H24に売上が大きく伸びていますね。やはりスマホやタブレットの急速な普及が後押ししていると思います。

両者とも事業セグメントが3つほどありますが、売上高のほとんどが1つのセグメント、すなわち自社が開設する電子書籍販売市場の売上高です。

パピレスの掲載タイトルはコミック32%・小説等34%に対し、イーブックはコミック85%となっています。でも両者とも売上の80%以上がコミックです。

電子書籍の市場は2011年度702億円と推計されていますが、2015年には2,000億円になると予測されています。またコミック市場規模は、紙の書籍が3,903億円に対し電子書籍が524億円となっています。(電子書籍ビジネス調査報告書2011 インプレスR&D社)。

両者の当期の業績予測は、パピレスが売上高6,016百万円・経常利益444百万円(H24.8発表の決算短信より)、イーブックは売上高2,960百万円・経常利益350百万円(H24.9発表の決算短信より)。

経常利益率はパピレスの方が低いですが、この主な要因は、パピレスは広告宣伝費が大きいことだと思います。

パピレス
          H23.3   H24.3 (金額:百万円)
売上高      4,034    4,756
広告宣伝費    995    1,379
比率(広÷売)   25%    27%

イーブック
          H23.1   H24.1 (金額:百万円)
売上高      1,193    2,176
広告宣伝費     28      57
比率(広÷売)   2.3%    2.6%

この辺りは戦術の違いなのでしょうね。

いずれの会社もバランスシートに大きなものもなく、財政状態は健全だと思います。

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