2016-11-24
Facebookの高額買収先。ちゃんと元はとれるのだろうか?その3
最後はoculus。
2014年3月に買収。
買収金額は2,000億円。
Whatsappを買収した翌月の買収ですから、連チャンですね。
買収方法は、instagrumとWhatsapp同様、現金と株式。現金400億円と株式1,600億円相当です。
買収の目的
買収の主目的は、ゲームへの参入ではなく、新しいソーシャルコミュニケーションの開発・次世代のハードウェアプラットフォームに先鞭をつけること、ではないかと思います。
先に挙げた、3つの課題のうちの1つに「いかにハード面のプラットフォーム依存から脱却するか」でしたが、これを解決することも買収の目的と言われています。
確かにVRによって、遠隔でありながらも、同じ部屋にいるかのようなコミュニケーションが日常的になる可能性はあります。
プラットフォーム依存からの脱却という側面
結局、facebookというサービスはPCやスマートフォンというハード面のプラットフォームに依存しています。OSに依存していると言ってもいいかもしれません。
もしスマートフォンに代わる新たなプラットフォームデバイスが出現して普及した場合、あるいは、可能性は極めて低いですが、OSがFacebookを排除した場合、現在の圧倒的な優位性が守れない危険はあります。
Oculusは、instagrumやwhatsappとは異なり、少し中期的な取組み。5年先、10年先を見据えた先行投資と言えると思います。
様々な先行投資をおこなうことで、常に変化の波に対応する必要があるのでしょう。
人工知能、宇宙開発も積極的ですが、どんな目的なのでしょうか?
長くなったので、次回にします。
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