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2016-08-06

VCの投資の決め手は何だろう?

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プロ投資家(VC)のスタートアップ投資の決め手って何なのかな?と思うわけです。

「このスタートアップ、いいんじゃないか?」

投資家が感じるこの感覚は、実は、初対面の起業家と話し合いを始めて、5〜10分くらいのところでもう決まるのではないかと思います。

ただ、実績が乏しい段階ですと、このシンクロ数は非常に少ない。

形がない、あるいは、形になっていない段階で共感者をつくるには、構想のイメージを相手に共有させる必要があります。しかし、起業家が見てきたこと、経験してきたことを土台に描く事業構想を、他人に完全共有させることは非常に難しいです。

投資側が「なるほど」と思う場合、やはり、その個人の経験、時代の潮流の感じ方、今後の世の中の見立て、が土台となります。同じプロ投資家でも、個々人によって感じ方は千差万別。

Googleは最初の出資を受けるまで350回話をした、と聞いたことがあります。形ができたGoogleを見れば、投資したいと思うでしょうが、まだ形になっていない事業に対して、「これはおもしろいんじゃないか?」と思う人は極めて少ないということです。Googleの初期は、Adwordsのビジネスなど全く見えていませんでしたからね。

だから最初の何人かに断られるのが当然。むしろ、どんなに優秀な人であっても、たくさん断られる前提で臨んだ方がいいかもしれません。でも、対話の中で構想と話し方が磨かれてゆき、やがてお金の出し手がみつかる、というのが現実的のような気がします。
話を戻すと、投資家の決め手は、「構想への共感」と「起業家の人柄」という、極めて人間的・直感的なものと思います。

組織的にやっている投資会社は、機関決定をする必要があるので、今度は直感と正反対の論理を必要とします。だから、数字の計画、市場規模、競合云々、という質問が飛んできます。正直、創業期のベンチャーの成長可能性を論理的に説明するのは至難の業。。。論理的説明がつく段階ではもう遅いし。。。組織型投資会社の場合、スタートアップに直接接している方々は、機関決定を得るまでのプロセスに、結構ストレスがかかっていると思います。

それはともかく、スタートアップ投資の決め手は、極めて感覚的なものではないかと思います。

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