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2016-05-03

スタートアップ 出口が見えないトンネルの中の過ごし方

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資金調達を行い、いざプロダクト(やサービス)を世の中に出しても、顧客(やユーザー)の反応がイマイチなことがある。スタートアップの多くが、これを味わっている。

 

事業構想はよいし、経営者もいい感じだ。だから投資家から資金調達できた。
でも、実際プロダクトを出してみると、思ったように利用されない。

 

スタートからいきなりユーザーに支持され、順調に進める会社は極々一部だ。ほとんどの会社が味わう、「ユーザーの反応がイマイチ」な状態。

 

いろいろな理由が指摘される。

「知名度が足りないんじゃないか?」

「デザインがイマイチじゃないか?」

「使い勝手が悪いんだよ」

解はどこにも書いていない。「顧客満足を追求せよ」という言葉には出会うが、顧客がどうしたら満足するのか?それは自分たちで解を導くしかない。

 

ここから、出口の見えない長いトンネルが続く。

どうしたらいいんだろう?

 

顧客のウォンツがない場所を掘り続けている可能性もあるし、市場にフィットするまで時間がかかる可能性もある。

 

幸い調達した資金はある。この資金が尽きるまでに、顧客が支持するものを探り当てるしかない。顧客を増加基調にできれば、次の資金調達が可能になる。

 

中途半端にユーザーが増加するのはたちが悪い。全く支持されていなければ今のプロダクトを諦めることができる。でもこのような状況だと、このまま突き進むのか、方針転換か、見極めが難しくなり、時間だけがジリジリと過ぎてゆく。

 

心に不安があるので、心底楽しめるような気持ちにはならない。明るくふるまっても、どこか心に影がある。このような時間帯の中で試行錯誤が続く。英語では” maddle through” というそうだ。視界ゼロの泥の中を行く。

 

少なくとも、広告宣伝費を使って知名度を上げて解決できるような簡単な話ではないことが多い。営業の問題でもない。だからプロダクトも戦略も、いろいろと試すしかない。手応えを感じるのに半年なのか、2年かかるのかはわからない。

 

「もしかしたら、今のプロダクトは顧客に刺さらないんじゃね?」

これは社内の人たちはなかなか言い出せない。

でも実は、自分たちのプロダクトを真摯に省みて、顧客にとっての価値を探す姿勢こそが生き残るための命綱だ。

 

顧客に支持されるプロダクトを探り当てるプロジェクト。ネガティブなプロダクト批判ではなく、どうしたら顧客に喜んでもらえるかの飽くなき探求プロジェクト。
メンバー全員を巻き込んでゆけば、チームワークが生まれる。よい仲間で戦うことほど心強いことはない。

 

そうすると少しはmaddle throughを楽しめるかもしれない。

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