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2016-04-19

ベンチャーの過去・現在、そして未来

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かなり昔、ベンチャーの代表といえば、ソフトバンク、ミスミ、パソナ・・・

まだインターネットが全く普及していない時代。
創業から上場まで30年かかっていた時代。
資金調達といえば借入の時代。

上場に30年もかかるから、ベンチャー投資は創業25年目の会社に投資するしかない。

借入中心だから、ドカッと増資で資金調達して赤字先行で一気に成長、みたいなことはできない。

 

90年代にインターネットが普及し始め、2000年に東証マザーズやナスダックジャパンが創設されたのは、ベンチャー業界にとってものすごく画期的な出来事だった。

ネットはビジネス成長を圧倒的に早めた。
赤字でも成長性があれば上場できる環境ができた。

 

” 創業5年で上場できる。”

 

ベンチャー投資は一気に創業期のネット企業に向かう。
若くて優秀な人たちも起業に向かう。

それから15年。

多くの起業家がチャレンジしてきた。
投資家も積極的に投資してきた。

うまくいった起業家ばかりではないが、成功者は確実に増えた。

投資家も失敗もあるが、成功も確実に体験した。

ベンチャーを取り巻くサポーターも成功体験ができた。

これらの蓄積が今日につながっている。
ベンチャー業界の進化は続いている。
ベンチャーという言い方もスタートアップに変わってきている。

現在は、
・成功したスタートアップ企業の中から、新たな起業家が生まれている。
・ベンチャーの増資も5億円、10億円と昔より大きくなってきている。
・優秀な人材がスタートアップに入社するのは、別に珍しくなくなっている。

昔はなかったことだ。

でも、まだまだ足りないことがある。

例えば、創業時に数千万円でも出資できるが投資家が極めて少ないこと。
事業立ち上げには数百万円では足りず数千万円は必要。

でも、投資家の中に、シード期の経験を持つ人がまだ少ない。

逆に、5億円、10億円といった大きなお金の出し手も限られている。

これらを解決するのは、いま成長に臨んでいるスタートアップが成功することだ。起業家もそこで働く人達も、成長体験を獲得し、投資家に大きなキャピタルゲインをもたらすことだ。

これまでもそうだ。成功事例が新たな人材と資金を呼び込んできた。

ITで革新できることはまだまだある。
これまでもずっと、テクノロジーの進化とともに新しいビジネスは絶え間なく生まれてきた。

 

時価総額50億円で上場することも、もちろん、非常に立派なことだ。

でももっと大きく飛躍できるのではないか?
時価総額1000億円を狙えるんじゃないだろうか?

そのためには、強固な土台と大きな仕掛けが必要だ。創業から上場までに数十億円、もしかしたら100億円以上の資金を調達する必要がある。増資時の時価総額も今までとは感覚が変わってくるはずだ。

こういう環境と文化をつくることが未来への一歩だ。

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