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2016-03-29

最初のプロダクトリリース前後の資金調達④ 時価総額はいくらで考えてますか?

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本来、時価総額はいくらか?というのは、事業構想とポテンシャル、現段階の事業進捗、リスクや可能性をよく理解した上で話し合うべきことで、最初に会った時にする話ではないかもしれません。

ただ、投資を検討する側も、創業間もない段階で、いきなり「時価総額100億円」と言われてしまうと、いくら優先株式とはいえ、投資する気に全くならないと思います。起業家側の時価総額イメージと投資側のイメージに大きな乖離がないかどうか、確認したいから聞かれるのだと思います。

私は最初から、「だいたい◯億円くらい」と言うこともありますし、「そのあたりは今後お話し合いさせてください」と答えることもあります。

シリーズAの段階では、シード期と同じく、理論的計算で株価を決めるのは難しいと思います。必要に応じてDCFの株価計算書をつくることもありますが、どうにでも計算できます。

そこで、

・会社の事業構想の大きさ

・今後の必要資金の見通しと増資の計画

・会社の現状

・優先株式という事情

をみながら、シリーズAの増資で起業家の株式シェアがどれくらいが理想か、投資家はどれくらいなら許容できそうか、を検討して時価総額レンジを考え、投資家に提案します。

私の場合、投資家に高く売りつける、という意識は全くありません。それより最適な株式シェアを模索することに重心があります。

調達金額や事業内容にもよりますが、このタイミングで起業家の株式シェアが過半数を割らないようにセットした方が、投資家にとっても起業家にとってもよいと思います。

というのは、初期段階から起業家の株式シェアが小さくなってしまうと、起業家のモチベーションや会社に対する責任感に大きな影響が出るからです。起業家がモチベーション高く責任をもって事業を進めた方が、よい結果が出やすいですし、投資家の期待に応えられるからです。

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