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2016-01-12

上場できる基準と将来の業績規模

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上場は、具体的にはどれくらいの業績規模になればできるのでしょうか?

創業期とはいえ、上場を目指して資金調達に臨むのであれば、ざっくりと知っておいた方がよいと思います。

上場には形式基準というのがあり、東証マザーズの形式基準の中の1つに「利益1億円以上または時価総額50億円以上」とあります。つまり、利益が出ていなくとも上場できる余地があり、バイオテクノロジーやロボットなどの研究型の企業等、赤字でも上場することができます。

ただ、通常のベンチャー企業では、利益1億円を出したとしても必ずしも上場できるわけではありません。ここは証券会社の審査マターで、会社の成長性などを加味しますので、結果的に「利益がいくらあれば上場できる」という基準はかなりあいまいです。証券会社によっても異なります。

これは私の過去の経験に照らした見解ですが、上場する期に最低1.5億円の経常利益が必要で、その後も利益が大きく増える見通しがある状態、というのが上場できる最低ラインと思います。


ただし利益水準が低いと・・・

ただ、利益の大きさは株価に影響を与えるため、利益が小さいと、株式市況が悪い時は低い株価でしか上場できないことがあります。低い株価ということは、上場時に資金調達があまりできない、ということになります。このような想定ですと、主幹事証券会社が上場させないかもしれません。
経常利益1.5億円という数字は、普通の企業としてはとても立派な金額です。しかし目指すべき利益金額ではないと思います。


業績構想

ここからは私の個人的な意見ですが、少なくとも創業期の事業構想段階においては、5-7年後に経常利益が20億、30億・・・と、大きな利益を念頭に置き、それを実現する大きな事業構想を描いた方がいいと思います。こじんまりした利益水準、例えば5年後の上場を申請する決算期で経常利益1.5億円とか2億円、というのは、創業期に描く事業構想としてはちょっと小さいかな、と思います。


もちろん、事業を進める中で、徐々に大きな構想を描くようになる、でももちろんよいと思います。いずれにせよ、大きな構想を描き、そこから逆算して今何をやるべきかを考えた方が、より大きな構想実現につながるように思います。

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