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2012-10-10

5年前に上場した新興企業の5年後はどう?

2006年と2007年に新興4市場(ジャスダック、東証マザーズ、ヘラクレス、セントレックス)に新規上場した企業が5年でどれくらい成長したかどうかをざっくり見たいと思い集計してみました。
各社の上場前後の売上高・経常利益と、直近の売上高・経常利益を比較して、増減を集計したものです。
なお、この5年で合併、非上場化した会社は除いてあります。

1社ずつ業績を手入力したので、もしかしたら一部入力ミスがあったかもしれませんが、大勢に影響はないと思います。

売上高、経常利益が増加した企業の、新規上場会社全体に占める割合は以下です。

売上高が
1.2倍以上UP 全体の45%
1.5倍以上UP 全体の32%
2倍以上UP 全体の18%
2.5倍以上UP  全体の11%

経常利益が
1.2倍以上UP 全体の30%
1.5倍以上UP 全体の24%
2倍以上UP 全体の18%
2.5倍以上UP  全体の15%

ちなみに、毎年105%の成長を5年続けると5年前の1.27倍になり、毎年110%成長だと1.61倍、毎年120%成長だと2.48倍になります。

経常利益が1.5倍以上になっている会社が24%、2倍以上になっている会社が18%、2.5倍以上の会社が15%と、「成長」と言える経常利益の増加を実現している会社がかなり少ないと感じます。

ちなみに、経常利益が半減以下の会社が約40%もあります。

過去VCにいた経験からして、上場するということは、ものすごくハードルが高いことですから、上場した会社というのはとても優れた会社だと思います。しかし上場後もきちんと成長を果たしている会社がとても少ないことがわかってしまいます。多くの企業の経営者は、上場はゴールでなく通過点、と言いますし、さらなるステップアップのために上場している会社がほとんどだと思います。しかし、現実的には残念な状況であり、もったいないと思います。

もっとも、既に業績規模が大きく、著しい業績の伸びを上場時から予定していない会社もあると思います。また、各社各様に事情があり、経済環境を含め成長しきれない原因は様々だと思いますが、成長している会社はなぜ成長できているのか?成長できていない会社は何ゆえか?これからいろいろと調べてゆきたいと思います。

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