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2012-10-02

実際の取締役会で社外取締役はどう臨む?

実際の取締役会で、社外取締役は具体的にどのような感じで席につくのでしょうか?

私は、社外取締役はたくさんしゃべる必要はないと思います。勢い勇んで「何かいわなきゃ」、と思って臨んでも、下手をするとKYになりますので、まずは落ち着いて各取締役の説明を聞くことだと思います。

席についているだけでも職務を遂行しています。

社外取締役が席についていると、代表取締役や取締役はより一層きちんとした説明や報告をするようになります。

また、社外の人間が真剣に話を聞こうとする姿勢があれば、説明の甲斐があります。

話を聞き、資料等を見ながら、疑問点があれば質問します。この質問が重要だと思います。

業務執行をしていない、常勤でない社外取締役の質問は、素朴な疑問であったり、基本的なことであったり、データで気になることであったりします。このような質問の多くは、社内ではあまりにも当然で見過ごされていたり、今までにないような視点だったりするので、そこで再認識をしたり、新たな気づきだったり、極めて根本的なことに立ち返って考える機会だったりします。このような質問機能こそ私はとても重要だと思います。

業績成長が止まっていたら、「次の成長戦略をどのように考えましょうか?」という質問をする。シンプルですがこの質問をできるのは社外取締役だと思います。

ですから、企業の現場や業務に関する詳しい知識がなくとも、疑問点を質問ができればいいと思います。ただ、経営をわかっていない人だと、的外れな質問が多くなるので、やはり経営のことはわかっていてほしいです。

また、取締役会が短期的なことばかりに気をとられていたら、長期的な視点を持ちだす。保守的過ぎる場合には、チャレンジ精神を注入する。その会社の状態を見つつ、足りない視点を補うことも社外取締役に期待することだったりします。

このように社外取締役には、知識や経験だけでなく、人間としての成熟感も必要とされると思います。

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