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2015-12-29

起業時の資金調達③ 人柄

ベンチャー スタートアップ ファイナンス

前回の続きです。

創業期にベンチャーキャピタルが投資する場合の視点についてもう少し詳しく考えてみたいと思います。
前々回、主な視点として3つ挙げました。

・起業家の起業前の経験や実績
・周囲が協力したくなるような人柄
・事業構想

今日は、「周囲が協力したくなるような人柄」について考えてみたいと思います。

人柄がいいというのは有利であることは間違いありませんよね。
お人好しという意味ではありません。
お金も、知名度も、人材も乏しいところからスタートするわけですから、資金を呼び込み、人材も、社外の協力者も巻き込んで行かなければならないですね。となると、協力したくなるような人柄が絶対に有利、いや必須かもしれません。人柄は最強の武器と思います。

ですので、投資の判断においても、起業家の人柄を重視すると思います。

では人柄とはいったい何なのか?ということですが、
私はこれまで、多数の起業家と一緒に仕事をさせて頂きましたし、また現在も複数の起業家・経営者と接しています。性格、強み、持ち味は十人十色ですが、周囲を巻き込んでいる方々は、共通して、誠実、ちょっとした自信、謙虚、を持ちあわせていると思います。この3つが人柄をつくるように思います。(聖人君子になる必要はなく、意識して後天的に備えることのできる素養だと思います。)

ちなみに、カリスマ性は、事業の成否にあまり関係ないように思います。(顧客を創造すること、良いメンバーが集まり、メンバーが懸命に働く場所の創造は、カリスマ性がなくとも実現できると思います。)

学歴も関係ないと思います。学歴を気にする方もいるようですが、かなり少数だと思います。もちろん学歴は邪魔になるものではないですが、学歴と事業力に比例関係がないことは多くの方々が経験値・感覚値でわかっているようです。学歴がなくても、人柄や実績があれば、十分に可能性はあります。この辺りは、大企業の就職試験とは全く異なると思います。

ちょっと人柄としてどうかな、という起業家が、散々苦労を重ねる中で、「こんな自分ではダメだ」と反省して、人柄が変わり、その後成長企業を築いている方もいます。起業家も人間ですから、やはり苦労を経たり、反省を繰り返して人間的に成長される方もいらっしゃると思います。

誠実と謙虚は思いやりに通じ、顧客に喜ばれるプロダクトに至り、メンバーの働きがいを感じる職場につながると思います。ちょっとした自信は、不透明な未来に道筋をつけ、周囲の人たちに進む方向を導きます。これらは、成功起業家の源なのかもしれません。

自分のことを棚に上げてこのようなことを記載するのは、非常に心苦しいですが、成功する方が増えてほしいので記載しました。どうかお許しください。

次回は事業構想について考えてみます。

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