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2015-12-15

起業時の資金調達①

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創業期、起業してまだプロダクトができていない段階は、30百万円とか100百万円といったまとまったお金の出し手は少ないのが実情です。自分のことを長年よく知っていて、信頼してくれているお金持ちがいれば、もしかしたらお金を出してもらえるかもしれませんが、そういう知り合いは普通はいないと思います。ベンチャーキャピタルなどのプロの投資家でもこの段階で出資するのはごくわずかです。

一方で、創業後、プロダクトをつくるのにお金が必要ですよね。創業前にプロトタイプが出来上がっていれば別ですが、いろいろと試行錯誤しながら、より顧客(ユーザー)に寄り添ってゆくような開発がしたいところです。そのためには、やはり開発のための費用が必要です。

でも、ベンチャーキャピタルの方が、「この事業はおもしろそうだな」と思っても、それをベンチャーキャピタル内の機関決定の場で説明する材料があまりにも乏しいことが、ベンチャーキャピタル出資が少ない理由の1つと思います。プロダクトが本当に顧客に刺さることを事前に客観的に証明するような証拠などあるわけがあませんからね。

よって、自己資金のほか、エンジェルやシードアクセラレーターさんから少しずつ資金調達して開発を進めている企業もあると思います。
ところが、少数ではありますが、創業直後にベンチャーキャピタルさんから資金調達できている企業も実際にはあります。

ベンチャーキャピタルがこのタイミングで出資する場合は、どのような視点なのでしょうか?

ベンチャーキャピタルは、ファームごとに特徴や投資方針がありますが、ベンチャーキャピタル内の「誰」によっても投資の考え方が異なります。同じベンチャーキャピタル内でも、人によって創業期の会社に出資を検討する人もいれば、しない人もいます。また、興味や判断も個々にが異なります。つまり、こちらが接する「相手個人」によって投資したいと思うかどうか異なります。投資検討の視点が十人十色ですので、投資判断の決め手が何かは、一概に言えません。

ただ、あえてまとめるとすると、おおよそ次のようなポイントと思います。

・起業家の起業前の経験や実績
・周りの人達が協力したくなるような人柄
・事業構想

このタイミングでは起業家個人がどのような方か、の比重がかなり高いと思います。

次回以降、これらのことをもう少し詳しく見てゆきたいと思います。

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