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2012-07-30

敵対的株主をつくらないようにする

敵対的株主というのは、何らかの事情で、株主と会社または経営者が敵対的関係になることです。私が経験した例で言うと、
・しこりが残る形で辞めた元役員が過去の株主総会の無効を訴え裁判を起こした。
・辞めた社員が経営者と感情的な別れ方をし、かつ、競合先に転職した。
・当初は事業提携関係だった株主が、いつの日からか顧客を奪い合う競合関係になっており、会社と株主の間で大きなしこりができた。

敵対的であっても株主ですので、事業報告書も送りますし、株主総会の招集通知も送ります。株主ですから、持ち株シェア応じた株主としての権利(帳簿閲覧権、その他諸々)も持っています。また、個人株主同様、会社の知らぬところで譲渡をされた場合、話がややこしくなります。

敵対関係のきっかけの多くは感情的なシコリです。敵対的株主から株式を買い取ればいいと思いがちですが、このような場合、相手は経済合理性では動きません。私も過去のVC時代、投資先の株主がいつからか会社と激しい競合関係となり、上場直前でその敵対的株主の存在がネックとなり、上場出来なかった会社がありました。もちろん第三者である私たちが仲裁に入りましたが、結果的にはダメでした。

これらはいずれも設立間もない頃に株主になった方々です。最初は共通の目標に向かって堅く手を握り合っていた仲でも、人間ですから、時間の経過とともに考えが変わったり合わなくなったりすることはあります。

会社設立初期の株主構成で注意するべきというのは、こうした事例がよくあるからです。

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