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2012-07-24

株主で留意する点(2)

創業時の株主構成の留意点②

前回からの続きです。
米国ではVestingという仕組みで、このようなことを回避しています。基本的なしくみは以下の通りです。
①会社と共同創業者たちで、以下の契約をしておく。
②会社が、共同創業者たちに発行した株式の全てを、創業者たちの取得価額で買い取る権利を持つ。
③1年経つと会社が買い取る権利の1/4が消滅し、以降3年間、毎月ごとにこの権利が消滅してゆく。
④4年経つと、会社が買い取る権利は全て消滅する。
 最初の4年というのは苦労の大きな時期ですので、これを乗り越えたら、株式がすべて自分のものになるというものです。実務ではもう少し細かい決まりごとをしていますが、非常に合理的だと思います。
 日本では、自己株式の買取りについては会社法上制限があり、また、実際に譲渡する際の株価について税務上の解釈が必要ですが、Vestingの考え方を、例えば代表者とその他の共同創業者間でうまく活用できれば、問題は起こりにくいと思います。

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