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2015-06-25

優秀な人材とはどのような人材なのだろう?


sky_00001優秀な人材を採用したい。

これはどんなベンチャーでも共通の願いだと思います。

まずフォーカスされるのが技能面。
即戦力が必要なわけですから、会社が必要とする技能や経験を持っていてほしい、と願います。

しかし、技能面だけで満足できるでしょうか?

もちろん違いますよね。

我々は仕事で日々、社内・社外にいろいろな人と仕事でコミュニケーションをとります。 最近ではメールやチャット等でのやりとりもかなり多いと思います。

メールがきた時に、「なるべく早くメールを返そう」とするのは、思いやりのある人。

返事が遅いと相手をイライラさせますから、そういうことがないようにするための気遣い。だから、「即レスしなきゃ」となると思います。

また、外部の方に対しては、迅速、丁寧、かつ、簡潔な内容で返信すると思います。これも、相手に不快感を与えないようにしよう、内容を理解してもらうのに時間をとらせないようにしよう、読みやすくしよう、という思いやりからくると思います。

「デキる」と言われる人の返信スピードが早いのは、「思いやり力」が高いからだと思います。

1日の仕事内容を振り返ると、自分の専門技能を駆使している時間より、誰かとのコミュニケーションの時間の方が長い人も結構いるのではないでしょうか。そうであれば、この、相手を「思いやる能力」というのが、技能と同じくらい、あるいはそれ以上に重要と言えます。

人材採用の時、技能に目を奪われて、思いやり力はよくわからずに採用を決定することがあるかもしれません。しかし、長期的に考えると、後者の力の方を重視した方が良いことは言うまでもありません。もしかしたら、技能面は目をつぶっても、思いやり力で採用する、ということがあってもいいかもしれません。

思いやり力の成長は、人間力の成長のようなものですから、会社で育てるのが技能に比べ難しく、時間もかかりそうです。

思えば、良いプロダクトやサービスとそうでないものの差は、お客さんに喜んでもらいたいという「思いやり力」の差かもしれません。使いやすいUIも、見やすい資料をつくるのもそうです。

論語に、

子貢、問いて曰く、一言にして以って終身之を行なう可き者有りや。 子曰く、其れ恕か。己の欲っせざる所は、人に施こすこと勿れ。

子貢が、「人として生涯行うべき一文字はありますでしょうか?」と問うた。孔子は、「それは恕、つまり相手の身になって思う思いやりだ」と答えた。(子貢には難しいと思ったのか)「自分が嫌なことは人にするな」と言った。

という言葉があります。

紀元前500年頃の言葉ですが、2500年経った現在も、人間にとって大切なことは何も変わりない、と感じさせる言葉です。

自分を1人称にするのではなく、相手を主体にする考え方でしょうか。

自ら反ると、強く戒めざるを得ないことに気付かされました。

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