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2015-05-27

資金調達額の計算 松・竹・梅の3種類を用意する


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資金調達に臨む場合、いくら資金調達したらいいのか、を計算する必要がありますね。

私は、複数のパターンを計算しています。

以下はまだサービスがスタートしたばかりで売上があまりないベンチャー企業の場合です。


<松> 

積極的に人材採用して、かつ、3年間売上がなくとも資金が枯渇しない金額。 私はExcel等で3年間分を月次ベースで勘定科目ごとに作成しています。

事業を進めるのに業務ごとに必要な人数をはじき、採用時期もおおよそで考えます。オフィス賃料やその他の経費もざっと計算し、オフィスの移転の敷金や手数料も織り込みます。

先行投資を大きくかけ、早期の事業が立ち上げを図り、その後大きな売上が立っていくようなプランです。売上はKPIを計画し、そこから割り出してゆく感じです。

とはいえ、プラン通りにはいかないことが多いので、3年間売上がなくとも資金が枯渇しない金額を見積もります。

3年の意味は、2年間くらい試行錯誤してやってみて、成果が出なければ、リストラ+事業転換で1年以上勝負できる資金量です。
もし、2年やって手元に1億円残せれば、それを元手に再起できると思います。


<竹> 

「松」ほど人材採用しなくとも、コストコンサバに事業を進めて3年間走れる金額を計算します。論理は松と同じです。


<梅>

最低限の人材で事業を立ち上げ、少人数で速く単月黒字化にもってゆけるシナリオです。

松、竹、梅を考えるのは、いくら資金調達できるかわからないので、予め複数のシナリオを考える、という理由ます。

というのは、例えば「5億円が必要」と言っても、1億円くらいしか調達の目処が立たないことはよくあります。でも5億円一本槍で構えていると、例えば3000万円なら出資ができる投資家は、「5億円なければ事業を進められないんなら、うちが30百万円出資しても、すぐにお金はなくなっちゃいますよね。焼け石に水ならやめます。」となってしまいます。

そこで予め、最小限でいくらのお金があればいいのか、というプランも考えておきます。 

投資家側から見ると、投資後、すぐにお金がなくなって、「事業が続けられません」というのはつらいですからね。

ベンチャー企業側からすれば、ポジティブな展開を前提に必要資金を考えますが、保守的な視点、投資家の視点も考えながら調達に臨みたいところですね。

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