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2012-06-22

VCの投資判断視点2

前回からの続きです。

(2)事業の成長性
 VCが求める成長性とは、上場できる会社規模に投資後5年、長くて7年程度で到達する可能性があるかどうかです。上場できる規模とは、経常利益で3億円以上です。売上高は増加基調であれば金額的基準はありません。
 事業の成長性についての判断は、近いうちに事業計画書に関して記載するのでそちらで触れます。

(3)VC側の採算性
 VCは投資リスクに見合うリターンを求めます。まず、投資検討先の業績計画を担当者が見積もり直し、上場時の予想業績と予想株価を独自に試算します。事業計画書にいくら立派な業績計画や上場株価を描いても独自に見積もり直します。そして、現在の会社のステージや当面の見通しなど、会社としてのリスクを考えます。リスクとリターンのバランスを考え、今ならこれくらい、という時価総額イメージを造ります。何らかの試算表でデジタル的に計算しているのではなく、現状のステージごとの時価総額相場感を加味して個別にイメージしています。

なお、参考まで、本日現在の企業ステージごとの時価総額イメージを記載します。
普通株式ではやや低め、優先株式ではやや高めになると思います。

スタートアップ  時価総額   ~1億円
アーリーステージ 時価総額2億円~5億円
ミドルステージ  時価総額6億円~15億円
レーターステージ 時価総額16億円以上

当然ですが、会社によって個別固有の事情がありますので、上記に該当しない会社はあります。
また株式市況の良し悪しで変わってきます。


・スタートアップ :事業開始後間もない段階
・アーリーステージ:売上は立っているがまだ小さい段階
・ミドルステージ :事業が成り立ち、利益が出せる状況。
・レーターステージ:経常利益1億円以上。

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