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2012-03-28

事業計画の意味(2)

昨日の続きです。

外部への提示にも使える事業計画書に記載することはだいたい以下の通りです。

・会社概要(会社名、住所、資本金、事業内容)

・創業の経緯(動機)

・経営陣の略歴

・ビジョン

・現在の事業内容と今後の取り組み方

  ・対象顧客、顧客ニーズ

  ・自社の製品やサービス内容

  ・現在の課題

  ・今後の開発計画

  ・何らかの投資(設備投資など)が必要な場合は投資計画

  ・現在の販売方法と今後の販売戦略

  ・市場規模などを記載した方がわかりよい場合はそれを記載

・新たに始める事業がある場合は、上記と同様に記載

・数値計画

  ・当期の月次損益計画

  ・当期の人材採用計画

  ・当期の月次資金繰り計画

・3~5ケ年の損益計画

・人材採用計画

 

事業計画書は、企業ステージ、各社各様の固有の事情と状況が存在するため、この場で詳細を全て網羅することはできませんが、概ね上記のような項目を骨格にして記載します。

 

さて、先に述べた事業計画書の作成目的ですが

 

1.自社を客観的な目線で見るため、とは、

事業計画は、外部の人が見ることを前提に考えた方が圧倒的に得るものがあります。

読み手にわかりやすく伝えることを意識して作成します。事業内容のところは、顧客から見た当社事業、という目線で記載します。

事業の成否は、顧客が購入するかどうかで決まることは、周知の通りです。自社がこれを売りたい、ではなく、顧客にはこのようなニーズがある(はずだ)、それを満たすのが当社の事業、という論理で記載すると、事業課題や修正ポイントがみつかりやすいです。

 

2.の周囲を巻き込むため、とは、

資金調達の際には事業計画書は必須ですし、人材採用、事業提携、社員の求心力向上にも大いに役立ちます。特にベンチャー企業では、経営者の成長シナリオがしっかりしていると、様々な人や企業の賛同を得やすく、求心力が強化されると思います。

 

3.会社のやるべきことを明らかにするためとは、

例えば、数値計画を考えていると、それを実現するための必要な顧客数を考え、その顧客数を獲得するために必要な人材数、必要な開発、販売戦術を考えざるを得ません。さらに、良い人材を獲得するには、当社のビジョンをもっと磨く必要がある、とか、3年でこの計画をやろうとすれば資金がいくら必要になる、とか、計画を作成し、突き詰めてゆくと、いろいろな課題が想起され、その課題をいかにしてクリアするか、を考えなければなりません。

また、月次の損益計画と実際を毎月見比べてみると必ず差異が生じます。この差異の原因が会社の課題・環境の変化と言えます。

 

また、よく突き詰められて作成されていると、経営者が誰かに自社を説明する時に、論理が明確になり説得力が増します。

 

私は、事業計画には、経営に必要なエッセンスが全て盛り込まれていると思います。

 

毎期、期がはじまる前に事業計画書を作成し、期中で計画と実際の差異が大きく出てきたら、適宜見直し修正する、ということは経営上どうしても必要なことだと思います。いつも道筋を持つ、ということが会社経営、特にベンチャーの経営には必要なことだと思います。

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